「災害ボランティアが初めての方へ」流れや注意点




ここ最近全国各地で様々な災害が起こっています。ニュースを目にするたび、「自分も何か力になりたい。ボランティアをしてみたい」という方もいると思います。

やる前はハードルが高いかもしれませんが、やってみたらやれるものです。もちろん、誤った知識を持って現場に行くと怪我をしたり熱中症になったり、被災された方を傷つけてしまったりします。私なんかが言える立場でもないかもしれませんが、学生時代から何かと「ボランティア」に関わっているので、話せる範囲内でボランティアが初めての方向けに流れとアドバイスを書こうと思います。現地のボランティアセンターへ行き、災害ボランティアをする方向けです。

※活動場所の状況は日々変化します。マニュアルが通用しないことも当たり前です。これから書くことは参考程度に、その時々の状況を自身で把握して現地に行くようにしてください。

1.災害ボランティアの流れ

「ボランティアを募集しているのは知っているけど、どうすれば参加できるの?」という人も少なくないと思います。初めての土地へ行き、初めてのことをする場合には事前に少しでも流れを把握しておきたいものです。

※初めての方は特に、現地で分からないことがあれば「知ったかぶり」をせず、きちんと質問しましょう。安全で効率のいい活動のためです!

①ボランティアセンターで受付

ボランティアセンターは各地で立ち上がっています。活動場所を決めたら、当日そこのボランティアセンターへ出向き受付をします。場所によっては仮登録が必要な場合もあるので、きちんと調べておきましょう。場所にもよりますが、大体のボランティアセンターで朝の9時前後など午前中の間に受付を締め切ります「(区市町村名) ボランティアセンター」などで調べれば該当ページが出てくると思うので、事前にしっかり確認を。

②グループを作って現場へ

依頼場所によって必要なボランティア数はそれぞれです。依頼場所、その日のボランティア数に合わせていくつかのグループに分けられるので、その人たちと徒歩か乗り合わせで現場へ向かいます。

③作業

現場についたら「◯◯ボランティアセンターから来ました」ときちんと名乗り、作業内容を確認しましょう。大人数でやってきて突然作業を始めると、いくらボランティアを頼んでいるとはいえ被災された方も不安になってしまいます。(ただでさえ物騒な話もあるので…)熱中症対策のため15~20分に1回は休憩をとりながら作業を進めていきます。

④片付け・洗浄

時間になったら家の方にきちんと挨拶をして片付けをします。現場に道具などは残さず、きれいな状態で帰りましょう。ボランティアセンターに戻ったら借りた道具を返したり、洗浄・着替えをしたりします。

2.注意する点

①ボランティア保険は事前に加入してから行きましょう

安全に活動するためにもボランティア保険への加入が強く勧められています。ボランティア保険は最寄りの社会福祉協議会で加入することができ、掛け金は350~710円です。一度入れば年度末まで、どの都道府県の活動でも適応されます。現地に行ってから加入すると余計な手間や時間がかかってしまうので、なるべく最寄りの社会福祉協議会で加入してから現地に向かいましょう。

②受付時間内に行きましょう

先ほども書きましたが、ボランティアはいつでも行ってできるものではなく、毎日受付時間が決まっています。特に最近は暑さの影響もありなるべく朝早くに受付をし、早めに終わらせるところも多いです。受付人数が定員に達したら締め切ることもあります。被災状況や進捗状況、交通手段などの影響を踏まえ、毎日受付人数が決まっているからです。(※気を付けたいのは、早めに受付を締め切るのは必ずしもその場所の復旧が完了したというわけではないということ)活動予定のボランティアセンターの情報はしっかりチェックしておきましょう。

③万全の体調で臨み、準備も抜かりなく!

基本的には活動に必要な物は全てボランティア側が持参します。スコップなどは貸してくれるところがほとんどです。「暑いし短パンで作業をしたい」と言われても安全面も踏まえると快く送り出すことはできません。(ボランティアセンター本部で運営のお手伝いをしていた時、「この格好で作業するのか…」と思うような格好で来る方もちらほらいらっしゃいました)長袖長ズボン、長靴、帽子、軍手など身を守るものは必須。十分な水と昼食(暑さで傷まないものを)の用意もお忘れなく。

④調子が悪いと思ったら無理をしない

何度呼びかけても、どれほど気を付けていても、各地で熱中症が続出しています。前日はしっかり睡眠をとり、朝ごはんをきちんと食べて行きましょう。作業中に異変を感じたらすぐに休むことが大切です。ボランティアは「みんなも頑張っているし…」という気持ちがあり、気付かぬうちに無理をしてしまいがちです。周りからの温かい目も重要。お互いに声を掛け、気を付けて活動しましょう。

 

平成30年7月豪雨災害についてはまだまだボランティアの力が必要な地域がたくさんあります。少しでも現地で何かしたいと思っている人の助けになれば幸いです。

 

(平成30年8月8日現在の情報をもとに作成)