雅な世界に酔いしれる!鹿児島・仙巌園の「曲水の宴」




鹿児島には仙巌園という島津家の別邸があります。最も名が知られているのは幕末の名君「島津斉彬」でしょうか。島津家は代々薩摩藩を統治してきた大名です。
そんな島津家の別邸であった仙巌園は1,000円という強気な値段ながら、大河ドラマの撮影地になったり、今なお残る史跡を見に行ったりと、割と多くの観光客の方が来ています。

入場料が高いので私たち世代の地元の人で行く人はなかなかいないのですが、私は仙巌園がとても好きなんです。歴史好き、大河好きというのもあって、あの空間から感じられるロマンがたまらない(笑)

通常庭園というと、人口的に作られた山や池によって自然の様子を表現するのが一般的ですが、仙巌園では贅沢にも実際にある錦江湾を池に、桜島を山に見立てています。なんと贅沢な!そのため雄大さはピカイチ!!

少し霞んでいる桜島も、絵みたいできれい。左の大きな松の木はシンボルでしたが、空洞化のため昨年惜しまれながら伐採されてしまいました。

ずーっと見ていられるのです。なんなら大好きな幕末期に思いをはせて自分が篤姫にでもなった気持ちで見つめるのです(笑)

そんな中何年も前から行きたいと思っていた仙巌園のイベントが「曲水の宴」。
平安時代に位の高い人たちの間で行われた年中行事です。仙巌園には曲水の庭という曲がりくねった細い川が流れる庭があります。曲水の宴では上流から流される杯が自分の前を通り過ぎる前に詩歌を詠み、杯を取り上げて酒を飲みます。じわじわ焦るタイプの遊びですね(笑)

仙巌園では毎年4月に開催されていて、2019年は4月7日に開かれました。

もうね、雅!!!
雅!!!な空間!!!

こういう時にいつも私が思うのが「今の時代だからこそ楽しめるんだよな〜」ってこと。もしその時代に私が生きていたら絶対庶民だろうし、こんな空間に身を置けなかったなあと。それだけでめっちゃ嬉しくなる歴史好き。(笑)

今年の和歌のテーマは「光」。同じテーマなのに読んでいる時代や情景が様々で面白かったです。

和歌を詠む人、杯を流す人、仕える人…それぞれが「衣装」を着て、緊張しているのが伝わってきて、演技といえばそれまでだけど、やっぱりこういうの良いなあと思うわけです。

思っていたよりもギャラリーもたくさんいました。たくさんの人とこの雅な空間を楽しむ贅沢が心地よかったです。また来年も行きたいなあ。
(ちなみについに仙巌園の年間パスポートを手に入れたので、私は最強です)

大河ドラマ「篤姫」で使われた場所と同じ場所で、尚五郎さん(瑛太)のように駆け上がるの毎回やってしまう(笑)