【小学校教員資格認定試験05】二次試験当日




小学校教員資格認定試験(※教員採用試験ではありません。小学校の教員免許を取得するための試験です)に初めて挑戦しました。
独学(というかマイナーすぎてほとんどの人が独学)で結果は見事一発合格!といっても、なんで自分が受かったのかわからないくらいには自信がありませんでした。
こんな人でも受かるんだよと誰かの希望になれば、そしてこれから受験する人への参考になればと、少しずつ体験を語ろうと思います。

さて、憂鬱の中迎えました。二次試験当日です。新幹線&ホテル泊にしたので、コンディションは大丈夫。胸の内は不安でいっぱい。

バスで熊本大学へ向かいます。

二次試験の服装・荷物は?

一次で160人くらいいたので、二次は50人くらいかなーとなんとなく思っていたのですが、まさかの15人でした!「そ、そんな減る…?」と驚愕。この時点で例年の合格率1割。「もうみんな合格にしてよ…」という最悪すぎる甘えがよぎりました。

「二次試験はスーツ」という人もいるようですが、スーツの人は数人でした。特に私は選択した実技が図画工作と体育なので、普段通りの格好で行きました。音楽を選択した人は試験官の方に見られるので、きれいめな格好を選ぶ人が多いようです。スーツ指定はないし、スーツかスーツじゃないかで落とされる試験でもないと思うので、試験を楽に受けられるオフィスカジュアル的服装で十分かなと思いました。

また、今回私は泊まり道具含めて全ての荷物を持って行きました。受験者用の控え室があり、試験時間等誰もいない時は施錠されるので、大きな荷物はその部屋に置きっ放しでした。体育を受けると着替えもいるし、朝ロッカーに預けるのも面倒だし…とそうしたのですが、結構みんな大荷物だったので(キャリーケースを持っている人もいました)、特に浮くこともありませんでした。

論述試験:生活

二次試験の始まりは論述試験です。受験者全員同じ部屋で受けました。選択した科目が違うので、それぞれの科目で分けられた席に座ります。受験者15人だけですが、体育選択者が圧倒的に多く、次に生活でした。

いざ受験すると嫌な予感が的中。

覚えているつもりが覚えていない!
どの章のどの話か分からない!
どのくらいの分量を書けばいいのか分からない!

特に最初焦りすぎて「〜について、◯つ書きなさい」というのを見逃していました。焦るとダメですね。数を指定されたことで、書いていた箇所が違うことに気付きまた絶望…でしたが、とにかくキーワードだけは書くようにしました。「全部は覚えていないけど、ちゃんと概要は掴んでいます」アピールです(笑)

ということで、無事撃沈。これで6割ないと不合格ですが、5割いったらいい方かも…という手応えでした。ダメならもう帰りたい…と思いつつ、なんとか次の図画工作へ。

実技試験:図画工作

ここからはそれぞれ選択した科目ごとに受験します。私は図画工作→昼食→体育の流れでした。図画工作受験者は10人もいなかったので、長い机を1人で広々使いました。

鉛筆や消し具、カッターなどの鉛筆を削るための道具など、必要なものは机の上でOK。待ち時間に問題兼解答のための画用紙、紙コップが配られました。

昨年がとんでもないお題だったので、とりあえず紙コップを見て安心。とはいえ、さすがに紙コップだけを書けばいいもんでもないんだろうなあ…と試験開始までドキドキでした。

さて、今年のお題は…?

配られた画用紙はB4くらいの大きさで、左半分がデッサン、右半分が記述でした。

  • デッサン
    配られた紙コップから「何か」が出ているところを想像して主題を決め写実的に描く
  • 記述
    ①どのような主題にしたか、その意図を100字で
    ②構図等で工夫したところを100字で

うろ覚えです。すみません。デッサン部分の向きは縦でも横でもどちらでもよくて、向きを表すために自分で「↑」を書くものでした。

「何か」って何?!

他の受験者さんが描き始めてもひたすら何をどう出すか考えていました。記述で「主題」について書くからには、例えば紙コップから指を出させて「紙コップから指が出ています」という単純なものではダメなんだろう、何かしら意味を持たせないといけないんだろう…と考え考え…

むしろデッサンなのに、なんで頭の中で考えた「何か」を書かないといけないんや!デッサンじゃないやんけ!とケチをつけたくなりながらも考え考え…

結局紙コップを横にして水滴を出させることにしました。横にしたのはただ単に差をつけるためです。縦で描いたところで初心者レベルが他の人より良いものを描けるとは思えなかったので。水滴にしたのは、その前の休み時間、本でたまたま水滴のページを見ていたからです。実際に水滴を練習したことはありません(笑)

描いて見たのですがただ横になった紙コップの隣に水滴がある、みたいな感じになってしまい、「出てる感」がなかったので、ひとつの水滴は紙コップの淵にかかるようにして、もうひとつの水滴をその横に描きました。ただこれで「出てる感」があるのか分からなかったので、「この解釈が違ったら0点だな」と考えていました。

とにかく記述で稼ぐ!

主題とその意図

たっぷり時間をかけて描いたら次は記述です。ここでも「紙コップから水滴が出ています」ではダメだと思ったので、水滴を「涙」に見立てることにしました。となると、紙コップはどうしようと思ったのですが、紙コップは「心」にしました。これなら全ての説明ができると思ったからです。

ただこれを決めてから涙なのに流れているわけではなくて2滴しか描いていないことに気付き…。どうしようかと考えた末「普段は我慢しているけど、つい溢れてしまった辛さが2滴の涙となって現れた」ということにしました。全てが後付けという計画性のなさ…(笑)

構図で工夫した点

「100字書くほどもない、どうしよう」と思ったのですが、自分の絵を観察していると、紙コップを最初に真ん中に描いてしまったせいで水滴がえらく左側になってしまっていることに気付きました。「うわ〜左に寄ってるじゃん、失敗した」と思ったのですが、「これだ!」と考え直し、「あくまで心が中心なので、水滴も含めて真ん中に描くのではなく心である紙コップを真ん中に配置しました」としました(笑)

また、紙コップの奥をなるべく暗く塗って「心のもつ暗い部分を表現しました」としました(笑)これで良いのか全く分かりませんでしたが、あくまでも最初に設定した主題からぶれないようにと意識しました。

実技試験:体育

昼食を挟んで体育の試験です。この時点で帰りたさMAXです。控え室から体育館へ向かう道中ずっと「あぁ帰りたい帰りたい」しか思っていませんでした;;

体育館に着いてからかなり時間があり30分くらいは自由にストレッチの時間でした。試験前ということで皆さんあまり話さずひたすら筋を伸ばします。もうストレッチのネタも尽きたと思いつつ、皆さん真剣です。

体育館に入ってすぐバスケットボールが目に飛び込んできました。サッカーボールではなくバスケットボール!!良かった!何も言われていないけれど、おそらくボール運動はバスケ。体育館の半分のスペースにはマットが敷かれていたので、器械運動は鉄棒ではなくマット。不幸中の幸いってこのことかな…と思いつつ、ストレッチ。

そしてやっと時間になり、受験番号に合わせてビブスをつけました。そもそもの指定で受験番号を書いた布を縫い付けるというのがあったのですが、ビブスのおかげで見えなくなりました(笑)運営者の方はとにかく怪我をしないように気にかけてくれました。最初に全員(受験者は10名でした)で準備運動です。

これが結構きつかった…!笑

なんか、運動部らしい本格的なアップもあったりで、普段全く運動しないので、これだけでもう試験終わった気分になるくらいきつかったです(笑)さっきまでのストレッチの時間いらんかったやーんってくらい。

それから受験番号で半分に分かれて、5人ずつのグループで試験が始まりました。(どちらかがバスケ、どちらかがマット。終わったら交代といった感じ)

器械運動:マット

ついに試験開始です!帰りたさ絶好調です!マット運動はまずお手本を見せてくれました。「誰でもできる簡単なものなので、とにかく無理せず怪我のないようにしてください〜」と優しく指示してくださいましたが、「その『簡単』ができないんよ!」と1人悲しく突っ込んでました。いざ、お手本!ここで初めて内容が分かるのでみんなドキドキです。まず…

前転!

前転!?

うそ、前転ってあり!?あんだけ開脚前転練習したのに!結局開脚前転もできないままだけど!ここにきてまさかの前転!顔色ひとつ変えず心の中はめっちゃ動揺(笑)でも、お手本の方の前転は安易に真似できないくらいおしゃれなもの(なんか全ての反動を味方にくるっと美しく回ってた)でした。

次は…

伸膝後転!

きた!これはできないやつ!でもまさかの「始まりは膝を曲げた状態(普段の後転の状態)からスタートしても大丈夫です。最後に膝が伸びていればOKです」という指示!待て待て!だったら練習したのに!最初に膝を伸ばすのが怖くて諦めたのに!やっぱり動揺(笑)

そして最後は…

側転!

もはやこれしかねぇ…。これを完璧にするしか道はない…。そう思いました。

技と技の間にも細かい指示がありました。右足を前に出して180度回って次の技に入るとか。「いやいや、すぐには無理よ!」と思いましたが、その後すぐに1人1回の練習。

みんな自信なさそうなのに伸膝後転完璧でした…。なんだろうこの、テストの日の「昨日全然勉強しなかったんだよね〜」と言いつつ実はめっちゃ勉強してる感。伸膝後転は一旦チャレンジしてみたけど、めっちゃ不恰好になりました…。前転は差がつかないだろうし、私がちゃんとできるのは側転くらい。

そして、あっという間に本番です。受験番号的に私は2番手。本番だと緊張もあって、技と技の間で「あれ、どうするんだっけ」ってなりましたが、試験官の方はとても優しくてしっかり待っていてくれました。

前転は普通にこなし、伸膝後転はやっぱり不恰好になり(あ、ちなみに普通の後転なのに不恰好)、最後の側転!まさかの力みすぎて着地でふらついた〜〜〜。やらかした〜〜〜。

技を終えてすぐ2人の試験官の方が互いのボードを見せ合って(きっとそれにそれぞれの技の点数が書いてる)、「ですね」って感じで頷いて点数を書いているのですが、「あ〜絶対私の点数の低さを笑いたくなってるだろうな〜」って悲しくなりました。(そんなこと思ってないくらい優しげな方々でしたが)

ボール運動:バスケ

マット運動で無事撃沈しつつ、次はバスケです。側転の着地を失敗した時に股関節あたりがピキッてなった気がして、正直足が痛かったのですが、そんなこと言ってられません。ここで取らなければ終わりです(すでに終わってる感がすごかったですが)

バスケも1回練習があります。条件は

  • リング下シュート30秒
  • 入っても入らなくても左右交代ずつシュートしなければならない
  • 打ち方はなんでもいい(とにかく入ればOK)
  • リングにはじかれて遠くにボールがいってしまっても時間は止めない(自分で取りに行く)

って感じでした。左右交代ずつっていうのを間違える人が多かったです。右からシュートを打って入らなくて、焦ってまた右から打った場合、たとえ入ってもカウントされないらしいです。

足がピキッとなった割に練習はうまくいきました。問題は30秒シュートを打ち続ける体力(笑)やっぱり衰えてるな〜と実感。

そして本番。マットよりも気持ちはとても楽でした。左右交代ずつってのを意識して、ボールが遠くに飛んでいかないように気をつけて、無事14、15本くらい入った気がします。細かくは覚えていないですが、ふた桁入ったら良い感じらしいので、ふた桁入ったら安心感から数えるのやめてひたすらシュート打ってました。

本当の本当にお疲れ様でございました

バスケが終われば無事に試験が終了。マットで終わりじゃなくて良かったと心から思いました。(悲壮感半端なかったと思います)

体育館の更衣室で着替えました。体育を選択した女性は私含めて3人だけだったので、体育館からバス停まで短い距離でしたがお話しながら向かいました。だいぶそれで和みました。

体育の試験自体は30分くらいで、昼過ぎには終わりました。教員免許を持っていない人は次の日に面接がありますが(今年度の熊大受験者の面接予定人数は10人でした)、私は晴れて試験終了です!!

痛い足をなんとか動かしながら、ご褒美にとMUJIcafeで普段は絶対選ばないソフトクリームが乗ったパフェを食べて(知覚過敏でアイス苦手なのに、無性に食べたくなった)、熊本城を見て、少しのんびりして、帰りました。

数日筋肉痛が続きました…。帰ってから論述の答えを確認してみましたが、別の内容のところを書いてしまっている箇所もあり、「これで6割超えは厳しいな…何はともあれ二次まで終わったから良かったか…」と諦めつつ、そっと問題用紙を閉じました。

長くなってすみません><結果は次の記事で書きます!